解体・更地引渡しの期限は来年(2002年)1月末!

市民ボランティアで自力・手壊し解体・保存する現場作業をはじめました!

12月15日(土曜): かやぶき屋根おろし作業開始


(左から)日大堀江研究室の皆さん (右)事務局 門谷さん
霜島さんほかボランティアの皆さん
メディア報道

どんな人が参加しているの?

12月15日(土)

12月15日(土) 
天候:快晴作業/ かやぶき屋根おろし
参加者 (順不同・作業者名簿写しWEB公開OK部分
 氏名  住所  所属・職業・アイデンティティ等
 門谷 隆康  厚木市旭町  (株)住建設計 建築家 
 熊谷 貞仁  厚木市戸田  棟梁
 南雲 一郎  厚木市下古沢  建築家 「建築とまち」研究会
 永井 真知雄  横浜市泉区  建築文化研究所 (文化財保存技術協会)
 藤井 修二  厚木市鳶尾  造園・土木
 鳥居 弘  愛川町半原  古物商
 金井 忠夫  厚木市長谷  サラリーマン
 望月 仁  厚木市長谷  住宅設計  
 梅地 要  川崎市多摩区  大学院生
 清水 美晴  品川区八潮  大学生 (日本大学)
 小倉 一根  豊島区西池袋  大学生 (日本大学)
 福沢 浩二  葛飾区新宿  大学生 (日本大学)
 堀江 亨  藤沢市  日本大学講師 (日本建築学会委員)
 加古 悦慶  平塚市出縄  (有)ケイテック サイディング工
 大木 正美  愛川町中津  設計&生活者 (NPO)木の建築フォラム
 大木 悦子  愛川町中津  設計事務所 建築士
 西井 伯夫   厚木市岡田  水辺の学校ほほえみ代表
 霜島 操  厚木市田村町  建築設計・インテリア スタッフ
 辻  忍  厚木市長谷  -
 青木 重昭  伊勢原市桜台  アーキテクト
 ※山口 雅嗣  清川村煤ヶ谷  お茶栽培経営 (茅の受け入れ)
 頭を悩ましていた古かやの処分では、新聞報道を見て「ちょうどお茶畑の雑草よけ・肥やしとしもらいたい」という山口さんのお申し出をいただき、土日分の大部分を幸運にもお引き受けいただきました。縁結びの神様に感謝!
 

作業風景フォトアルバム 12月15日(土)

 


 

 
 

最新情報:12月14日発信

12月15(土)〜16日(日) かやぶき屋根おろしを敢行します
午前8:30現地集合〜日没まで

  • 世界遺産白川郷合掌造りのかや葺き屋根の葺き替え風景などをテレビなどでご欄の方も多いと思いますが、「結い」やボランティアなど大勢の人手がかかります。
  • 人手が足りません!ボランティアを募ります!!誰でもできる手渡しおろしです。
  • おろした萱・わらの処分・再利用受け入れ先の情報・提案につてあるかたのご協力をぜひお願いいたします!
  • 解体・保存費用資金的援助募金も小口から大口までぜひよろしくお願いいたします!
    作業終了後に身体を清め疲れを癒せる地元飯山温泉(車で5分)の外湯(有料)情報(宿泊以外の「入浴」だけは1000円というのがちょっとツライ出費かもしれませんが・・・天然温泉
    作業後、車の乗合などで帰着方向ごと、天然温泉露天風呂で一風呂浴びていくのも楽しいかと。

市民ボランティア 現場アクションの経過
江戸・明治期創建の古民家としては厚木市内で現存する5棟のみのうちのひとつで、かやぶき屋根をとどめる飯山の古民家(旧・志村邸)が、所有者の事情で人手にわたり、宅地造成分譲のため取り壊されることになってしまいました。

海外諸国の、前々世紀の建物を現代生活の中でもあたりまえのように使いこなし歴史と時間を社会全体の誇りとする「世界標準の価値観」から見れば一大損失の大事件なのですが・・・
このまま惜しむ声のみあげているばかりでは、次代につなぎ渡す日本人の生活文化の脈絡と見直しと改良の機会を永遠に失ってしまうことになります。

現に現代最新の健康住宅は、湿気を呼吸する自然素材、季節に応じ太陽と風の自然に巧みに調和する数々の工夫など、風土に適した人々の脈脈とつながる知恵を甦らせ続けているものです。

解体・更地にしての引渡し期限は2001年1月末。
灰になってしまうよりは、とにかくまず残す。解体されてもとにかく部材だけでも保存する。そしてまた新たな再生の時代を待つ。
後先を考えず、私たちは、賛同者の労働&資金ボランティアの応援を期待しつつ、また再びいつでも再建、再生、時代的な社会的活用ができるよう、自力・手壊しの作業に踏み出しました。


12月12日から、プロ、有志ボランティアによる手壊し作業がはじまっております。
 
 

改造部分をとりはずすプロ&ボランティア
(12月12日)
部材に番付を付け慎重に創建時代の和釘を抜く
ボランティアスタッフ
(12月12日)
  • 部材を傷つけないよう、作業の安全・効率化のための大型レッカー車、プロでしか手のつけられない作業の長期経費・人件費。
  • 後から手を加えられた部分の新建材、アルミ材、老朽材の運搬・処分費用。
  • そして最大の関門・わらぶき屋根の降し作業と、膨大な量の処分方法・費用
  • しかも再建前提に丁寧に解体した部材の保管場所もまだ手配がつきません。
問題は山済みですが、とにかくまずごみや灰にしてしまわないための作業に踏み出しました・・・
移築再生のための調査記録は微にわたって残して来ていますが、さらに解体進行にしたがって続々と現れてくる隠れた構造の知恵など学術的な価値も見極めながら、迫る期限と戦いながら・・・

参加大歓迎!!解体作業ボランティア

募金大歓迎!!解体・保存費


声明

私たちは、大山と相模川にいだかれた豊かな郷土を愛し、先人の努力をうけつぎ、文化の香り高いまちをつくるために、飯山の古民家を郷土の歴史的文化遺産として 末永く保存したいと思います。

今日 ここに集まり 市民の力を合わせてこの活動を進めてまいりましょう。


(e-mail)jyuuken@ayu.ne.jp













飯山の古民家を保存する会

作業ボランティアの心得


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