○…座間小学校卒業生を中心に奏でるブルーグラスミュージック。今年で結成21年。「気心が知れたいいオヤジ仲間」とバンド「座・スペース」を紹介する。バンド名の由来はもちろん地元座間を座(the)とスペース(間)にもじったもの。21日にハーモニーホール座間でライブを開く。「ブルーグラスとはどんな音楽か聴いてもらいたい」
○…メンバーは市内や近郊に住む6人。バンドの始まりは地元のイベントにフォークバンドを結成して参加しようとしたのがきっかけ。バンジョーを弾き、小学校の先輩ということで助っ人として呼ばれた。練習の途中で「ブルーグラスにしよう」と強引に提案。メンバーは訳の分からないうちにブルーグラスの魅力を注ぎ込まれ、約1か月の猛練習後、ステージに立った。「せっかく始めたのだから」と今まで続いている。
○…「趣味だから続けられるのかな」と笑う。メンバーみんなが「無理はしない、出来ないことはしない」と自然体で活動する。21年の間にはメンバーが体調を崩すなど活動を休止する時もあった。ただゆったり構えた情熱がメンバーを結びつける。「いつまで続けられるかが最大の目標で楽しみ」という。
○…ブルーグラスの魅力は「電源が要らないこと」。公園などでも演奏でき、歌う内容も演歌のように「好きだ愛してる」という内容だが暗くならずに気分爽快のサウンドが心を引く。バンジョーにギターやウッドベース、マンドリンなどの楽器が加わると素敵なメロディとなる。21日の演奏会では「ブルーグラスがどんな音楽か聴いてもらいたい」と話す。そして「どんな楽器でもいいから『演奏したいな』と思ってもらえれば」という。その仲間でいずれ一緒に演奏できればと願う。「素敵な音楽に楽しい仲間たち、こんな幸せなことはないよ」